2月20日・佐々木活字店さんを見学! (投稿者:近藤彩子)
ご無沙汰しております。このコラム、誰も見てくれてはいないかもしれませんが、私は生きています。もうちょっと頻繁に更新出来るようにがんばります! ブヒー!
ところで先日、写真家・川島小鳥さんから展覧会のお知らせが届きました。その葉書がものすごくかわいいのです。

箕浦健太朗さんとの合同展覧会。
詳しくはコチラをチェック!
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文字がボコっとヘコんでて、紙にインクが
ちょっぴりにじんでるんです。キャッかわいい!
ちょっぴりにじんでるんです。キャッかわいい!
小鳥さんにそのかわいらしさの真相を伺ってみると(感謝!!)、なんとこの葉書は活版印刷で作られたものだったのです。カ……カッコイイ。
さっそく事務所で「あれれー? 名刺が少なくなってきたなぁ〜」とつぶやいてみたり、『クリエイターのための印刷ガイドブック』をさりげなく読んでみたりして、デコ社長の気を引き、我が社の名刺も同じお店で新調していただくことに! キャピ〜。ヤッター!
場所は早稲田にある佐々木活字店さん。活版印刷のしくみを全く理解していない素人の我々にも、とっても親切に相談に乗っていただき、しかも文字を組んでいるところまで見学させていただいちゃいました! ウッホ!

大正15年創業の老舗。佇まいがカッコイイ。

お店の奥にはなにやら木の箱が沢山。

よくよく見てみると……

活字だ!
(ここからは写真をクリックすると拡大写真が見られます)
(ここからは写真をクリックすると拡大写真が見られます)

ポイント(文字の大きさ)別に区分けされていて、
さらには使用頻度の高い文字・低い文字・
ひらがな・数字・カタカナ・記号別に
収納されていました。
さらには使用頻度の高い文字・低い文字・
ひらがな・数字・カタカナ・記号別に
収納されていました。

原稿を見ながら、活字をこの木箱の中に入れていくそうです。
音を立てずに、スムーズに活字を拾ってくる職人さんが
一人前とされているんだって! カッコイイ!
音を立てずに、スムーズに活字を拾ってくる職人さんが
一人前とされているんだって! カッコイイ!

活字を拾いやすいように、職人さん自身が
配列のカスタマイズを重ねていくそうです。
配列のカスタマイズを重ねていくそうです。

私には文字が逆になっているだけで、もはや字に見えない……。
職人さんに敬礼!
職人さんに敬礼!

奥の作業場では、職人さんがデコ社長の指示書を
確認しながら、活字を組んでいました。
確認しながら、活字を組んでいました。

デコのマークだ!

自分の名前を見ただけでもちょっと嬉しい。ウットリ……。

行間を作るための木。
何度も使われているのか、いい風合いです。
何度も使われているのか、いい風合いです。

字間を作るための鉛。
八分・二分・三分と別れています。
八分・二分・三分と別れています。

これは校正用の簡易印刷だそうですが、やはり美しいです。

さらに2階の作業場も見せていただきました。
なんとここで、活字自体を作っているのです!
なんとここで、活字自体を作っているのです!

活字はこの機械で作られています。
こういう年季の入った機械は、
見ているだけでワクワクしちゃいます。
こういう年季の入った機械は、
見ているだけでワクワクしちゃいます。

活字の型となるのがコレ。
この母型がなくなってしまったら、
活字自体が作られなくなってしまうという貴重なもの。
活字自体が作られなくなってしまうという貴重なもの。

活字の原料となる鉛。かなり重い!

母型を機械にセットして鉛を流し込み、活字の完成!
活字の数が少なくなってきたら、
その都度作ってストックしていくそうです。
活字の数が少なくなってきたら、
その都度作ってストックしていくそうです。
というわけで、印刷には立ち会えなかったものの、活版印刷のしくみが勉強出来たので本当に楽しかったです。普段、パソコンでフォントを変えたり、字間を調整したり、色を変えたり……なんてことはクリックひとつでパっと出来ちゃうんですが、活版印刷となると活字を調達するだけで、かなりの作業量になりそうです。それだけに出来上がったものが、なんともいえない良い感じになるんだなぁと感慨深い気持ちになりました。佐々木活字店さん、本当にありがとうございました!
それにしても文字が壁にドワーっと並んでいる空間って、すごいですね。活字を見つめながら「なんだか哲学的なものを感じてしまうワ……」とちょっと難しい顔をして、難しいことを考えようとしたのですが……出てくる感想は「すごい! ヤバイ! カッコイイ!」だけでした。もっとこの感動を上手く伝えられたら……。 とにもかくにも、出来上がるのが楽しみです。
過去のコラム
2008年12月/2009年1月
